e.g.掲載日: 2019年8月23日5:56
保育所入所選考業務をAIにより自動化し職員の負担を軽減
- 政府/行政、
- オートメーション、社会問題の解決、
- レコメンド/マッチング、
- 実施企業
- さいたま市
- 技術提供
- 富士通株式会社
- 目的
- 保育所への入所選考作業の効率化・最適化
- 概要
- さいたま市は莫大なコストを要していた保育所への入所選考作業を富士通株式会社のAIを導入し自動化
- 効果
- 人手による選考とほぼ100%合致する精度を実現
- 課題/背景
- 子供が入所する保育所を決める「保育所入所選考業務」は、各家庭の事情や要望を考慮しつつ、公平性を保ちながら限られた入所枠に割り当てていくため、極めて複雑で多くの人手と時間を要する作業であった。そのため、数十名という人員と時間的コスト、心理的コストがかかってくるため、行政の負担が大きかった。
- 実施内容
- さいたま市は選考の詳しい条件やルール、現場の想いなどを聞いたうえで、複雑な関係をゲーム理論を用いてモデル化。入所割り当て先に応じた利得(好ましさ)を点数化し、その点数に基づき優先順位の高い人の点数ができるかぎり高くなるパターンを算出する。優先順位のより高い人の希望が優先されるような唯一のパターンを見つけ出し、これをAIで高速処理する。
- 結果
- さいたま市ですでに入所選考が終わっていた児童約8000人の匿名化データを利用し、AIによる処理結果と人手による結果を照合、制約条件などを調整しながら精度を高めていった。2017年8月には人手による入所選考とほぼ100%合致する結果を、わずか数秒で得られるようになった。
- e.g.掲載日 2019年8月23日5:56
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