e.g.掲載日: 2019年11月12日12:38
OA素材の人物チェックに顔認識AIを導入し確認工数を削減
- エンタメ、
- 品質管理、
- 画像認識/画像生成、
- 実施企業
- 日本テレビ放送網株式会社
- 技術提供
- 社名非公開
- 目的
- OA素材の確認作業工数削減
- 概要
- 日本テレビ放送網株式会社はベンダー企業AのAI画像認識技術を用いて、OA素材における映像内の人物と、名前の間違いによる誤報を防止
- 効果
- 顔認識作業の正確率99.74%を記録,作業人員を1名削減
- 課題/背景
- オンエア素材に映っている人物が本当に意図したとおりの正しい人物か確認するのに時間と労力がかかる。また、ごくまれに取り違えて誤報が発生してしまうことも課題だった。
- 実施内容
- 日本テレビ放送網株式会社はベンダー企業Aとともに、すでに学習済みの顔認識AIに対して、認識させたい人物の画像を1枚、辞書として登録する作業を実施。また、テレビ放送では、放送中のキャプションに誰が映っているのか、分かりやすく表示することが重要。そのため、顔認識システムにおいて、1回人物を認識したら画面の外に出るまで認識し続けてもらうシステムも構築した。
- 結果
- 定量的な検証の結果、AIによる顔認識作業の精度は99.74%であることが分かった。一般的に、人間による顔認識作業の精度は97%程度のため、人間を上回ったことになる。画面を見て人物の顔と名前を照合する作業専任だったスタッフを、1名削減。削減した人員は、ネットワーク局との電話でのコーディネーション業務、いわゆる「人間でしかできない」仕事へ移ってもらうことに成功した。
- e.g.掲載日 2019年11月12日12:38
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