e.g.掲載日: 2019年8月23日5:56
画像認識技術の活用により電車で走行しながら目視の240倍のスピードで架線を検測
- 交通/運輸、
- 品質管理、
- 異常検知、
- 実施企業
- マレーシア鉄道公社
- 技術提供
- 株式会社 明電舎
- 目的
- 鉄道の走行中架線の状態を検測、監視できるシステムの構築
- 概要
- マレーシア鉄道公社は、株式会社明電舎の画像認識技術を活用し、電車で走行しながら架線の状態を検測するシステムを構築
- 効果
- 架線検測のスピードは目視の240倍に
- 課題/背景
- 鉄道の安全安定輸送を維持するには、精度の高い保守メンテナンスを効率よく実施する必要がある。車両に電力を送る架線は、常にパンタグラフ(電車や電気機関車の屋根にとりつけて架線の電流を導き入れる装置)と接しているため摩耗などの経年劣化を免れず、劣化を放置すると故障や事故につながる。そこで架線の状況を定期的に検査測定する検測作業が欠かせないが、目視と手作業による従来の検測作業は、非常に時間がかかり効率が悪い。
- 実施内容
- マレーシア鉄道公社は車両に搭載されたカメラと各種センサーにより、走行しながら架線の状態を検測。画像処理で数値化したデータと、データに対応する架線の画像をズレなく表示。データで架線の異常を検出し、撮影した画像で異常な架線の状態を確認している。
- 結果
- 架線検測のスピードが目視の240倍に。国内では九州新幹線や私鉄に採用され、海外では、鉄道電化路線が1000kmに達するマレーシア鉄道公社(KTMB)が本格導入を決定。
- e.g.掲載日 2019年8月23日5:56
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