e.g.掲載日: 2019年8月23日5:56
3Dセンシング技術を用いた体操競技の採点支援システムの実用化を目指す
- スポーツ、
- オートメーション、研究開発/サービス開発、
- その他、
- 実施企業
- 国際体操連盟
- 技術提供
- 富士通株式会社
- 目的
- 体操競技の採点の高度化
- 概要
- 国際体操連盟の体操競技の採点に、富士通株式会社の3Dセンシング技術を応用し、高精度な採点を可能に
- 効果
- 技の得点を高精度に算出
- 課題/背景
- 体操競技では次々と新しい高度な技が生み出されるため、審査員による技の採点が難しくなってきている。演技の進行と並行して採点シートに手書きで得点を記入するため、審判員が抱える負担は非常に大きい。そして、採点を誤れば試合は長期化し、選手やファンの不満を招いてしまうという課題があった。
- 実施内容
- 国際体操連盟は、富士通株式会社のレーザーセンサーを使った3Dセンシング技術の活用により、選手に負担をかけることなく、演技中の動きをリアルタイムに把握できる採点システムの開発に乗り出した。1秒間に約200万点のレーザーを選手に向けて照射し、レーザーが返ってくるまでの時間によって身体の位置や体勢を捉える。このレーザーに骨格認識ソフトウェアを融合させることで、リアルタイムに骨格の位置を推定し、手足の位置や関節の曲がり具合、ひねりの回数などを把握することで技の判定が可能になる。
- 結果
- 3Dレーザーを使用することで、マーカーなどの付加的な要素なしに、選手は普段どおりの演技が可能になる。さらに、技が決まった瞬間に、技の名前や難度、点数などがモニターに表示される仕組みの構築を目指している。これを活用することで、競技に誤審がなくなることや、選手のトレーニングに革新をもたらすことが期待されている。より効果的なトレーニングが可能になれば、新しい技の開発や怪我の予防も期待できる。
- e.g.掲載日 2019年8月23日5:56
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